【そもそも肉離れってどういう現象?】指導者なら知っておきたい肉離れの対処法

『○○選手肉離れで〜〜週間離脱』
一度はこういったフレーズを耳にしたことがある方も多いかと思います。
サッカー選手につきまとう代表的な怪我の一つが肉離れです。
そして肉離れは、ジュニア・ジュニアユース・ユース全てのカテゴリーで起こり得る症状でもあります。

「でも、そもそも肉離れってなに?」
「筋肉痛や足が攣ることとは違うの?」

こんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか?

結論から言うと、肉離れは筋肉痛や”攣る”こととは全く違います。
そして、対処法を誤ると完治が遅くなったり再発のリスクが高くなってしまいます。

そこで、今回はこの2つのことをお伝えさせて頂きます。

1.そもそも肉離れとは?
2.肉離れの重症度分類と再発を防ぐための対処法

肉離れとはどういう状態なのか?

まず、肉離れとはなにか?ということをお伝えします。
明確な定義はないのですが、
「筋膜や筋繊維の損傷であり、筋肉が収縮した状態から強制的に引き伸ばされることによって生じる」
と言われています。

例えば、ダッシュ時にふくらはぎ(腓腹筋)や太腿の裏(ハムストリングス)の筋肉の肉離れが生じることは多く見られます。

これらは、筋肉が収縮した状態から急激に腓腹筋やハムストリングが伸長され、筋肉が損傷(傷がついてしまう)したり、断裂してしまうという現象が生じています。

肉離れと筋肉痛・脚が攣る現象との違い

肉離れと、筋肉痛や脚が攣る現象ってなにが違うの?という質問は多く聞かれます。

以下の2点が大きな違いになります。
皆さんも聞かれても応えられるようにこの機会に確認しておきましょう!

・肉離れは運動中に痛くなる。筋肉痛は後日痛くなる。
筋肉痛は筋力トレーニングなどで筋肉を大きくするための過程でもあり、翌日や翌翌日に見られます。そのため、運動をストップする必要が無いことが多いですが重度の筋肉痛だと肉離れに繋がるケースもあるので注意が必要です。

・肉離れは筋肉が損傷する。脚が攣るのは筋肉の痙攣で損傷はしない。
脚が攣るのは筋肉が痙攣し縮こまっている状態なので伸ばすのがベスト。筋肉の損傷は見られないため痛みは一次的なことが多いです。

肉離れの重症度分類と対処法

肉離れの重症度には分類があり、3つに分けられます。

最も重症であるⅢ度では筋肉の陥凹がみられます。
この状態では歩行も難しくなるので、スポーツ続行はまず不可能です。

そして、肉離れになってしまった際に、症状を少しでも軽減させるために、応急処置が必須になってきます。
まず基本はRICE処置です。

R:Rest(安静)
I:Icing(冷却)
C:Compression(圧迫)
E:Elevation(挙上)

これらの対応はまず行いましょう。
氷嚢、アイシングラップをチームで購入しても良いかもしれません。

再発を防ぐために

肉離れの程度にもよりますが、安静にしてアイシングを続けると、2.3日で疼痛は治るケースが多いです。

その後、重要なことは温めることです。
受傷直後はアイシングが必須ですが、冷やしすぎてしまうと筋肉が硬くなり同箇所の肉離れ再発リスクが高くなってしまいます。

なので、痛み・患部の熱がおさまってきたら温めましょう。

ご自宅で行える温熱療法では、
・温タオルをのせる
・ぬるめのお湯に浸かる
これらが代表的な例として挙げられます。

また筋肉の陥凹が見られたり、熱感が治らない場合は医療機関の受診が必須です。
応急処置を行い、医療機関を受診しましょう。

まとめ

・肉離れは、筋肉痛とは違いその場で痛みが発生する。
・肉離れになってしまったら、まずRICE処置を行うことが重要。
・再発防止のためには温熱療法を併用する。

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