今回はゴールを守るための守備の指導案について考えていきたいと思います。チームで「この状況では前から奪いに行こう」「この状況では無理に飛び込まない事」といったような約束事があるかと思います。なぜ守備で約束事がいくつかあるかというと、守備の大原則が「ボールを奪う」と「ゴールを守る」の二つ存在するからです。不用意にボールを奪いにいっては交わされてピンチになるし、ゴールばかり守っていて、ボールに奪いに行けず攻撃に転じることができなくても行けません。
その時その時ですべき事をチーム全員が共有しなければなりません。
今回はチームで第一のプレッシャーラインを突破された時や、カウンターを受けた時のグループでの守備の方法について、トレーニングしていきます。
今回の練習メニュー作成のポイント
練習の流れ
1、ウォーミングアップ(1対1)
2、トレーニング1(2対2ゴールつきゲーム)
3、トレーニング2(3対2→3対3)
4、ゲーム形式
練習のポイント
今回はある程度守備の原則を理解しているレベルを想定しているので、W-up段階から、実戦形式のトレーニングを取り入れています。
実戦形式で、戦術的な要素が多くなると、心理的、身体的に負荷がかかるので毎週毎日するのではなく、どこにトレーニングのピークを持っていくか、計画を立てましょう。理想は試合の後、疲労が抜けた頃で、大切な公式戦があるのなら直前は避けたいところです。例えば日曜日に公式戦があって、その翌週日曜日も公式戦であれば、その間の木曜日であれば負荷を上げても負担が少なく済むでしょう。
指導のポイント
戦術的な指導となれば、コーチの指導の力量が試されます。どんな時にプレーをストップさせ、そしてどのような問いかけをしたいのかを、事前に考えておきましょう。また、改善したいプレーを練習の前に伝えておくことも大切です。
この1日のメニューの指導案はこちらから
ウォーミングアップ
1対1の練習です。ステップを踏んで、相手に対応しましょう。
トレーニング1
2対2の練習です。ゴールつきであるという事を意識しましょう。
トレーニング2
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3対2→3対3です。対応し、遅らせることが大切です。