相手のDFとMFの間のスペース利用してDFラインの背後を取れるようになることを目指すトレーニングの指導案

今までは「シェアトレの活用方法」の例としてジュニア年代の指導プランを提案させていただいておりました。しかし、今回からは私が行っている実際の指導案を公開させていただくことになりました。担当がU18ということもあり、戦術練習がメインとなりますが、他の指導者の指導案を見る機会というのはあまり多くないと思います。いい点もあれば、悪い点もあると思いますのでそういった点も含めて参考にしていただければ幸いです。

コーチの指導方針や教育に対する価値観

指導の根底にあるのはは「リアリティ」と「論理性」です。
そして、実際の場面にできる限り近い環境を作ることを常に考えています。

練習メニュー作成ポイント

FFA(オーストラリアサッカー連盟)の指導方針が自分の考えと近いため、FFAの指導方針に沿ってメニュー作成を行っています。
詳細はこちらのコラムをご参照ください。

https://www.sharetr-soccer.com/articles/view/101

必見!オーストラリアサッカー協会の推奨する指導法

練習の流れ

パス練習(ウォームアップ)→ポジショニング練習(試合のポジションを意識したポゼッション練習)→ゲーム形式練習→練習ゲーム

練習のポイント

練習ゲームで課題が解決できるように練習を組み立てています。そのため、ウォームアップから実践をイメージしやすい状況を作ってあります。そして、練習を始める前に前回の試合の問題点を伝え、練習の目的を明確にした状態で練習を始めます。
GK練習が同時進行であるためGK不在です。

指導のポイント

・精神的に試合に近い状況を作り出すため、緊張感のある空間を作り出すようにしています。(クラブの事情により完全にはできていないですが)
・ポジショニング練習とゲーム形式練習ではチームタスク、選手タスクを明確に伝え、プレーを止めて指導をする度にタスクを選手に問いかけます。そうすることにより、キーワードを伝えるだけで選手が具体的な内容を思い出せるようになります。

練習メニュー作成までの流れ

新チームでの活動が始まってまだ1カ月のため、現在はプレースタイルの落とし込みを行っている最中です。その中で、攻撃のポイントとして「GKとの1対1を作る」というテーマのもと相手DFの裏を取るプレーの練習をしてきました。
直近の試合では、守備的MFやDFからの長い距離のパスで裏を取ろうとするプレーが増えクリアされる回数が多くなりました。
解決策として相手DFとMFの間で攻撃的MFがボールを受ける回数を増やすことをテーマにしました。
そして練習のメインであるゲーム形式練習から逆算していき、ポジショニング練習→パス練習の順にメニューを考えました。

この1日の練習メニューの指導案はこちらから

>この指導案pdfファイルはこちら

各練習に対する目的やポイント

パス練習(ウォームアップ)
ポジショニング練習で必要となる要素や動きをDFがいない状態で行ない、基礎技術の向上とポジショニングの確認ができるメニューをパス練習として設定しました。この場面では、基礎技術の向上と身体的準備のためDF強度を低くしています。

ポジショニング練習
同じようなシチュエーションがなるべく繰り返し現れる状況を人工的に作り出しました。ここではDFも実践に近い状態で守備を行ないます。

ゲーム形式練習
問題となるシチュエーションが生まれやい状態で、できるだけ実際の試合に近いゲームを行ないます。

練習ゲーム
ゲーム形式と同じメニューですが、このフェーズでは指導は行わずに観察のみになります。

この1日の練習メニューの指導案はこちらから

>この指導案pdfファイルはこちら

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