サッカーのトレーニングをスポーツという観点で考えよう

 以前執筆したコラム≪サッカーの練習(トレーニング)を熟考して見えてくるものとは≫では、以下のようにまとめてみました。

1.サッカーとはどんなスポーツなのか?
 =自由の中で決断に連続性が求められ、仲間と協力してプレーする
2.練習する理由とは?=相手よりも上回る力量を身に着け、勝利するため
3.自由はサッカーの本質の1つ=勝利を目指す道、方法は無数に存在
4.トレーニングのフィロソフィー=何のために練習するのか、心が大切
5.トレーニングの原則と原理=5原則3原理を理解するべき
6.トレーニングの大別=ドリル形式とゲーム形式を有効活用
7.トレーニングのチェックリスト=迷ったら立ち返るべきもの

今回はスポーツとして別の角度からサッカーを捉えて、トレーニングを考えてみましょう。(前回のコラムも読んで頂けると嬉しく思います)それが育成年代にも有効な考え方になるはずです。

「サッカーしようぜ!」とは何を指すのか?
先述のコラムでも書きましたが、「サッカーしようぜ〜!」と集まった人々は何をするのでしょうか。
それは人数にもよりますが、もちろん、みんなでゲームをするはずです。
ここで言うゲームとは試合のことであり、ゴールがあり、相手がいて、得点を競うという本質を外さなければ、特に11vs11でなくても構わないはずです。
せっかくゲームができる人数が集まったのに、コーンを並べてドリブルをしたり、輪になってリフティングをしないでしょう。
ちなみに、1人でボールを持って何かするとなると、日本人はリフティング、ドイツ人はゴールに向かってシュートを打つそうです。
2人なら日本人はパス、ドイツ人は1vs1をしたり、GKとシュートする…。
そんな国民性があるそうです。
話はそれましたが、このサッカーならサッカー、他のスポーツであれ、そのスポーツが持っている本質を外さないで、プレーそのものを楽しむことができるのがスポーツの楽しみとも言えます。

そもそもスポーツとは?
スポーツとは、体育とは違います。
体育は知育、徳育と並んで、教育の一領域を占める営みとして確立されたものです。
対して、スポーツというのは、それぞれの時代や社会における休養や気晴らし、娯楽と深く関わる多様な側面を持つ文化であるとされています。
体を鍛える目的やスポーツを通しての教育といったものから、それそのものを、つまりサッカーであればサッカーそのものを楽しむというのがスポーツのあり方の1つになってきています。
ただ、そのスポーツのあり方は多様です。
スポーツの形をした戦争のような場合もありますし、競技もスポーツです。
ですが、スポーツの本質はプレー、つまり、遊びです。
プレー(遊び)にはルールがあり、自由であり、日常の空間からは分離されているものです。
このスポーツの本質からトレーニングを考察してみましょう。

競技としてのトレーニング
では、その前に競技としてトレーニングを考えましょう。
スポーツへの自由な関わりから、やめられないくらいに楽しくなる段階を経て、プレーの結果に関心が強く向く段階が来ます。
これは競技と呼ばれる段階になり、こうした姿勢でスポーツに取り組む者を競技者(アスリート)と呼びます。
当たり前ですが、この競技者が行うトレーニングが競技としてのトレーニングになります。
プレーの瞬間よりも、プレーの結果に重きを置き、勝利や記録、結果のためにトレーニングをします。
卓越性の追求のために大きな犠牲を払っても構わない、極論、楽しくなくとも良いのです。

プレーとしてのトレーニングとは?
では、楽しいことを追求するスポーツでは、何をトレーニングするのでしょうか
まずは、ルールを覚えることもトレーニングです。これがないとスポーツとは言えません。ルールの範囲で自由にアイデアを出すから楽しいのです。
また、このルールは2つに大別できます
1つは、ゲームを進行していくのに必要なこと。
もう1つは、ルールの精神です。競技規則に定められていることの裏をかくようなことはしてはいけませんね。
それが例え面白いアイデアであっても、です。だから、学んでいく必要があります。
次に、
やはり、最後はテクニックです。勝つためでなく、いつまでも楽しむためのテクニックです。

まとめ
1. 「サッカーしようぜ!」とは何を指すのか?=ゲームです!
2. そもそもスポーツとは?=プレー(遊び)です。
3. 競技としてのトレーニング=競技者が結果のために行うトレーニング。
4. プレーとしてのトレーニングとは?=ルールの範囲でアイデアを出すこと。
5. テクニックは一生のお友達

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