守備(チームのプレッシング)の指導案

今回は、チームの守備の中でも、相手が後方からビルドアップしてきた場合の、プレッシングの指導案を作成して見たいと思います。
U12年代から取り組めますが、ある程度、その週の対戦相手を想定した、より実践的な指導案になってくると思います。
今回の指導案は、チーム戦術に関わる部分なので、個人の能力の獲得に重きを置くより、チーム内の共通理解を深めるためのものとなります。
とはいえ、プレスのかけ方や身体の向き、タイミングなど、個人の能力に関わるので、十分個人戦術を鍛えることもできますね。
チームのゲームモデルに当てはめて、個人の能力を延ばせるという考えも持っておきましょう。

今回の練習メニュー作成のポイント

練習の流れ
1、ウォーミングアップ(パスアンドゴー)
2、トレーニング1(5対3ポゼッション)
3、トレーニング2(7対7スモールサイドゲーム)
4、ゲーム形式

練習のポイント
今回はウォーミングアップを軽めに行い、ゲーム形式のトレーニングに時間を割くようにします。
身体的にも、精神的にも負荷がかかるので、週の中間あたりに行うのが理想的です(試合直後は、回復を必要とし、試合直前も回復を必要とするため)
また「相手のビルドアップを阻害する」という、ある程度限定的な局面のセッションなので、その状況をオーガナイズによっていかに再現するかが肝になります。
例えば、最後のゲームでも、「ボールを奪ったチームはキーパーへバックパスをすれば攻撃できる」というルールを加えるだけで、ビルドアップの状況はなんども再現されます。

指導のポイント
どのタイミングで、プレスをかけるのか、身体の向きはどうなのか、何処でボールを奪いたいかなど、ある程度指導者が具体的な指針を持っていることが大切です。
具体的な指針をもとに、個別の現象を抽出して選手に説明し、チームで考えをすり合わせていく必要があります。
よって、この指導案を用いる場合は、チームでしっかりコミュニケーションができる状態を作っておく必要があります。

この1日のメニューの指導案はこちらから

>この指導案pdfファイルはこちら

ウォーミングアップ

プレスをかける動きを用いたウォーミングアップです。しっかり止まれることも意識しましょう。

トレーニング1

5対3のポゼッションです。3人で協力してボールを奪います。

トレーニング2

実際とは小さめのピッチでゲーム形式のトレーニングです。

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