今回はジュニア年代でも、特に低学年におけるドリブルの能力を軸に、アジリティやコーディネーションを意識したトレーニングの指導案を作成してみたいと思います。
低学年でも様々なレベルの子供達がいるチームを対象に作成してみました。
サッカーを始めたばかりの子から、早期の段階でサッカーを始めていたり、能力の高い子もいる中での練習となると、練習メニュー作成も一苦労だと思います。
そこで、できるだけ様々なレベルの子が混ざった中でも、それぞれが上達でき、楽しめるよう、指導案を考えました。
今回の練習メニュー作成のポイント
練習の流れ
1、アイスブレイク(反応ゲーム)
2、トレーニング1(ターン鬼ごっこ)
3、トレーニング2(1対1)
4、ゲーム
練習のポイント
練習メニューを考える上で特に注意したポイントは、対人形式のメニューについてです。
対人形式のメニューはどうしても選手同士のマッチアップとなるため、能力差がありすぎると、練習の効果が薄くなってしまいます。
かといって、対人形式が全くないとなると、判断の要素が身につかないので、あまり良いとは言えません。
そこで判断の要素を含んだ対人形式でもディフェンスは直接オフェンスのボールを奪うことを制限することで、ボールを持った時のコントロール、相手との駆け引きが出来るよう、工夫しています。
指導のポイント
ポイントは、とにかく子供たちをたくさん動かすことにつきます。
練習が終わる時に満足して帰ってもらい、もっとサッカーを好きになってもらうよう、コーチングからオーガナイズまで意識して働きかけてあげてください。
また、どのメニューにおいても、その子のレベルに合わせて、かける声を変えてあげてください。
この1日のメニューの指導案はこちらから
アイスブレイク
反応のスピードを競うメニューです。
子供たちを楽しませてあげましょう。
トレーニング1
&t=68s
ターン、アジリティの要素を含んだ鬼ごっこです。
鬼にタッチされずにゴールするために、自然と素早い動作が必要になってきます。
トレーニング2
&t=2s%EF%BC%83sep%EF%BC%88420%EF%BC%89
1対1のトレーニングです。基本的に相手にボールを奪われることはないので、ボールを扱ったり、判断を落ち着いてできます。