今回は、ジュニア年代(ゲーム前のアップ)の指導案について考えていきます。
専門的な指導というよりは、ゲームに向けて、練習に入らないキーパーのアップの要素を含めたトレーニングとなります。
少しテーマを絞り行いますが、基本的なキャッチからステップまで、満遍なく行えるようメニューを選定しました。
どのメニューもキーパーが複数人いても対応でき、指導者が1人でも対応できるようにしています。
キーパーコーチでなくとも、キーパーの指導を任されることもあるかと思います。ある程度は練習のイメージを持っておきましょう。
キーパーの技術については、指導案にも記してあり、また動画内にも説明がありますので、参考にしてください。
今回の練習メニュー作成のポイント
練習の流れ
1、ウォーミングアップ
2、トレーニング1(様々なキャッチ)
3、トレーニング2(ポジショニング)
4、ゲーム
練習のポイント
ジュニア年代なので、基礎的なことを中心にメニューを組みました。
ジュニア年代だと、サッカーはもちろんのこと、キーパーを始めてから時間も浅いので、キャッチや移動からポジショニングまで、基本的なことを中心に行えるよう、複雑な要素は組み込んでいません。
シンプルなトレーニングを行うことで、基本的な技術にフォーカスできます。
一つ一つの要素を確認し、キーパーに慣れるよう、練習をしましょう。
指導のポイント
一つ一つの技術を丁寧に指導してあげましょう。
始めて間もないと、発見の連続となり、キーパーにのめり込んでいくと思います。ただ、責任のあるポジションでもあるので、自信を失ってしまわないよう、こちらの働きかけで、うまく乗せてあげたいですね。
練習をしながら、最後のゲームに向けて、どのように取り組んでいきたいかを考えさせながら練習を行いましょう。
最後のゲームでも、キーパーのコーチングなども、どのように声かけするのかを学ばせてください。
ポイントは「短く具体的に」です。「名前を呼ぶだけ」「ヘイ!」だけでは意図は伝わりません。
もちろん、始めは声を出すのも難しいと思うので、少しずつ慣れさせてあげましょう。
この1日の練習メニューの指導案はこちらから
ウォーミングアップ
まずは、ストレッチも含めて、ボールフィーリングを兼ねたウォーミングアップを行います。
ボールに対する感覚を身につけます。
トレーニング1
ステップを交えて正面やサイドのキャッチを行います。
動画のプレーを参考に、どのように移動、キャッチしているか確認しましょう。
トレーニング2
ボールに対してどのようにポジションを取るかをトレーニングします。ボールの移動に合わせてポジションを取れるようにしましょう。