ジュニア年代の選手における練習メニューにはドリブルやボールタッチ、シュートやパス、アジリティ強化など、様々なものがありますが、どの練習を取り入れるにしても、基本となるのは選手が意欲的に取り組めているかが重要です。
ではどうすれば選手が意欲的に取り組めるのか?それはやっていて楽しいか否かではないでしょうか?
つまらない、楽しくない練習に対しては選手達は意欲的にはなりません。
そこで今回はテンションが上がるジュニア用サッカーの楽しい練習メニューをご紹介したい
と思います。
サッカーテニス
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目的はボールの落下点の予測能力、ボールコントロール、リフティング要素の向上です。
ルール:人数に合わせたグリッドを作り、真ん中にハードルを並べ(無ければ白線でも良い
でしょう),、テニスのようにお互いのコートへ1バウンドでボールを蹴ります。
ノーバウンドでもOK、2バウンドは禁止。
人数は1人~3人のチームを複数作り、トーナメント制にするなど工夫することに
より、更に楽しくテンションが上がります。
かけっこ1対1、2対2
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目的はルーズボールへの執着心向上とチームワークの育成です。
ただ1対1、2対2をやるだけでは選手も飽きてしまいます。
そこで1対1、2対2をやる前にかけっこをさせます。
フットサルコート程度のグリッドを作り、サイドラインとセンターラインの交差するところからスタートします。選手はそれぞれが守備する双方のゴール(無ければコーンを設置)をダッシュで回り、指導者はその間にボールをセンターサークル付近へ転がします。
例えば20人を2チームに分け、2対2を5番勝負で行うなどすれば必ずと言って良いほど楽しく盛り上がります。
ドリブルロケット砲
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目的はドリブル中の咄嗟の判断です。
ドリブル練習と言えば一般的にはマーカーやコーンを置いて練習するチームが多いかと思われますが、動かない物での練習は辛抱が必要です。
そこでたまにはこのような練習はいかがでしょうか?
決められた場所からドリブルをスタートし、途中で他の選手数人が前と横からロケット砲のようにボールを転がして妨害します。ドリブルしている選手はどこからボールが来るかを予測しながらドリブルをし、ボールが転がってきたら当たらないように避けながらゴールを目指します。
時にはボールを止めたり、横にずれたりする瞬時の判断とボールコントロールが求められます。
ドリブルをする側もロケットを打つ側も楽しくテンションが上がる練習です。
シュートボーリング
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目的はキック力とシュートコントロールの向上です。
ゴール前にカラーコーンを並べてボーリング形式で倒したコーンの数を競います。
キック力で倒すのか、キックコントロールで倒すのかの判断も求められます。
シュートは低くて鋭いシュートが有効なので、その辺りも意識するようになるはずです。
おわりに
大人からすればサッカーというスポーツですが、低学年の育成年代からすればまだまだ遊びの一種です。勝負に拘るあまりに、大人勝りの練習を強いても物事の捉え方が基本的に違う低学年には退屈なものになってしまいます。
子供たちにとって、練習は楽しくて初めて意欲的に取り組みます。
まずはサッカーの楽しさをわかってもらえる練習をメニューにしてみるのが良いと思います。
最後までお読みいただきありがとうございました。